Postfix Console 設定ヘルプ
このページは、コンソールから編集できる各設定ファイルの効能を説明します。
Postfix 本体の設定ファイルは /etc/postfix にあり、このコンソールはその管理対象ファイルを編集します。
保存後は構文チェックと reload が実行されるため、誤設定時は自動ロールバックされます。
設定ファイルの説明
allowed_rcpt_domains.regexp
宛先ドメインの許可リストです。ルール判定の最初に評価され、マッチした時点で通過します。
例: /@example\.co\.jp$/ OK
policy/header_audit.pcre
Header From を含むヘッダ判定ルールです。正規表現に一致した場合に WARN や REJECT を実行します。
例:
/^From: (?i).*\b@example\.com\b/ REJECT 554 5.7.1 : Sender address rejected: Access denied
運用上の注意
正規表現ファイルは 1 行の誤記で全体に影響するため、保存前にバックスラッシュや行末の OK を確認してください。
header_audit.pcre の判定はヘッダ評価時に動作します。SMTP エンベロープ条件とは別である点に注意してください。
運用時の確認ログは /var/log/maillog を参照してください。
優先順と関係図
結論: 判定は次の順序で評価されます(上で通過したらそれ以降は見ません)。
Rule 1: 宛先ドメイン判定
check_recipient_access regexp:/etc/postfix/policy/allowed_rcpt_domains.regexp
+-- マッチして OK -> 通過
+-- マッチしない -> Rule 2 へ
Rule 2: Header From 判定
header_checks = pcre:/etc/postfix/policy/header_audit.pcre
+-- マッチする -> 550 5.7.1 で拒否
+-- マッチしない -> 通過
補足: 実際の適用順は Postfix の制限設定順序に依存します。main.cf の設定と合わせて確認してください。